2014年01月20日
レスキューダイバー講習
ひーさぬや~^^(寒いですな~)
レスキューダイバー講習を開催しました。
場所は奥武です。
昨年、OW、AOWと講習を受けてくれたお二人と先輩さんの地元の大学生チームです。
昨年の潜水士の国家試験にも合格しました。
陸上からの要救助者へのアプローチを教えています。
決してすぐに海に入らない!これは鉄則です。
毎年、そう毎年、水の事故が後を絶ちません。
溺れている者を目の前にすると、人間は急いで助けようと慌てます。
素早く行動を取りたいですが、まず落ち着きましょう。
助けを必要としている人を助けようとして逆に命を落とす人が
毎年、そう毎年おられます。
レスキューコースではどうすればよいか?
それを学びます。
港やビーチなら漁師さんやプロの方がいます、浮くものやロープなどがありますが
河川やその他の場所ではなかなかそうは行きません。
そんな時に、状況をみて判断し的確な行動を素早く取れるには、経験と知識が必要です。
絶対に水に飛び込んではいけません。
飛び込まなければならないと判断したときには、完全な準備が必要です。
テレビや映画などでみるヒーローのような行動はまず現実の世界では稀でしかないという事を知っておいてください。
溺れてかけている人を見たら、すぐに消防に通報してください。
周りに何名も人がいて、大丈夫と判断しても、絶対に通報してください。
20年ほど前に、溺れている人を見たことがあります。
数名の大人がいて「これくらいは皆で助けられる」と皆で救助にかかりました。
3,4名で飛び込んで助けました。
ところがしばらくしてその溺れかけてた人が急変して気絶してしまいました。
それから大急ぎで救急車を要請しましたが、病院でその方は亡くなってしまいました。
これからのシーズン。海や川、湖でトラブルが起きる場面に遭遇することがあるかもしれません。
何名かその場にいたら、必ず消防に通報してください。
2年ほど前にも、この講習をしている奥武島で私が講習をしているそばで小学生が
溺れかけて大声で助けを求めていました。
その時は目の前で一部始終を見ていましたのですぐに水面で抱きかかえて1,2m先の
浅瀬に連れて行き、ご両親に急いで病院にいくように伝えました。
「大丈夫じゃないですか?」とお母さんは言いましたが、絶対連れて行ってください、とお願いしました。
さぁて次はいよいよセルフレスキューチェックとトレーニングです。
攣った足の直し方、マスク脱着、レギリカ、BC、ウエイトの脱着、他いろいろ。
レスキューダイバーになるためには、自身のセルフレスキューは当然できていないといけません。
次は水面でパニックダイバーへのアプローチと救助。そして水面で意識の無いダイバーの救助。
ヨッシーが溺れてパニクっています(笑)
無事救助されました(笑)
水中で意識の無いダイバーの救助方法はやったことの無いダイバーには
まったく想像もできない方法で行なわれます。
これを理解してないと、蘇生可能な人の命を逆に奪ってしまいます。
イカさんも見守っています。
ダイバーの皆さん。
自分がダイビング中に事故にあったとき、バディーがレスキューダイバーだったら
安心しませんか?
逆に貴方がレスキューダイバーなら、大切なバディーを危険から遠ざけることが
可能になります。
次は水面でのCPRを行ないます。
Posted by seabun at 16:12│Comments(0)
│レスキューダイバー講習
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